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1月半ばに退院してから2か月半になります。
実は昨日が退院後初めてとなる肺のCT撮影による経過診断でした。
嬉しいことに、まだ一部残っているものの、だいぶ炎症(白くモヤモヤうつる)が消えているとのことでした。
間質性肺炎の中でも鳥が原因のアレルギーによる過敏性肺炎というのがもっとも疑われるということで、
申し訳ないと思いつつ鳥達にも協力してもらい(放鳥時間の調整など)ながら
生活環境をこれまでと大幅に変更して過ごした2か月半でした。
その結果が今回の症状の改善です。
鳥と特定されるのも悲しいのですが、特定できないとさらに病気としては深刻になるので、
まずは原因が特定されつつあるのは喜ぶべきことだと考えています。
「鳥が原因と思われるので鳥を手放してください」と言われてからの日々は本当に悲しくて、
どうして私が・・・という気持ちで泣きながら毎日を過ごしていたのは前回書いた通りです。
今回の結果で、これからも続く病気(アレルギー性の体質)との暮らし方に目途がたったのも嬉しいことのひとつです。
何がいけなくて、何をどういう風に、そしてどの程度避けていれば良いのか。
最初に診断を受けた12月、そして退院時から、ずっと手さぐりだったものに、ある程度の結果が出たので、
これから注意すべきことや頑張らなければいけない事が具体的にわかってきたのです。
今回、それなりの結果が出たということもあり、病院からある研究への協力を依頼をされました。
書類に書かれた正式病名は「鳥関連過敏性肺炎」。
ネットで検索すると「愛鳥家肺、鳥飼病、愛鳥家病」などと呼ばれているようです。
このタイプの過敏性肺炎は過去10年間で約1,000人弱の患者さんが、この病気と認められているらしいです。
ただ確定診断に至っていない方や予備軍などを含めると、実際にはもっと多くの数になると思われるのに、
現時点では鳥由来のどの抗原が過敏性肺炎を起こしているのかが解明されていないそうです。
そう、ここなんです。
私がずっと知りたかったし、今も具体的に知りたい事。
この研究を通じて原因の抗原がはっきりとわかれば、むやみやたらに恐怖を感じる必要もなくなります。
そして愛鳥家としては何よりつらい「愛する鳥を手放す」という選択をしなくてもよくなるかもしれません。
生活の中で何をどう避ければよいのかがわかれば、生活の自由度や、予防、病状の悪化を防ぐことも可能になります。
治療法がないと言われている現在ですが、研究調査の説明および依頼書にもある通り、治療法も解明されるかもしれません。
私が現在通っており、この研究を行っているのは、東京医科歯科大学医学部付属病院です。
この病気を専門的に診られる病院が全国でも少ないと言われ、それまで通っていた病院(そこも大きな病院でしたが)
から転院を勧められました。
研究は長期に渡って行われるようですから、すぐに結果が出るものではないと思いますが、
自分自身のことはもちろん、多くの愛すべき鳥達とその鳥達を愛する飼い主さん達のためにも、
少しでも多くの事が解明されることを願っています。
はじまったばかりの病気とのつきあい。
でも進むべき方向がやっと見え、スタート地点に立てた気がします。
不安もいっぱいですが、鳥達とともに頑張ります。
- 2015/03/31(火) 23:45:55|
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